インフルエンサーマーケティングとは?

マスメディアマーケティングからWOMマーケティングへ
現在のアメリカの消費者は、1日3千回、週1万回の広告露出に遭遇すると言われており、RoperASWによれば、アメリカ人の5人のうちわずか1人しかTVCMを視聴しておらず、多くはチャネルのザッピングやTiVoを駆使して、企業の過剰なマーケティング・メッセージの氾濫の中で、広告を避ける傾向にあります。こうした消費者のメディア接触の変化に対応して、米国ではトラディショナルなマスメディア広告から、「Word of Mouth(WOM:口コミ)」を活用したオータナティブ・マーケティングへと、企業のマーケティング活動は徐々にシフトしています。もともと、WOMはマスコミュニケーション発明以前の唯一のマーケティング手法で、自分が信頼する人によって語られる製品・サービスの体験談(ストーリー)は、コミュニティの「Social Currency(社会的な通貨)」となって、人から人へ急速にデリバリされていきます。